『ラ・ラ・ランド』を観に行った話。
こんばんは。
だいぶ間が空いてしまいました。
体調を崩すと、書きたいテーマだけが頭に浮かんで、
あとは全く言語化できぬまま、、
4月までにやりたいことも目白押しで、
そんな中花粉症と鼻風邪のダブルパンチ…
そんな3月も中旬に突入しようとしている頃。
またまた映画観賞してきました。
『ラ・ラ・ランド』
体調が悪い中、最後まで体力もつかなと心配していましたが、
そんな心配も甲斐無く、あっという間の2時間だったように思います。
この映画、アカデミー賞の最多数14ノミネートと多数の受賞で一躍話題となりました。
実際に受賞したのは
主演女優賞
主題歌賞
作曲賞
美術賞
撮影賞
の5部門。
もっとも名誉と言われている
作品賞は惜しくも逃しましたが、
間違いなく今の洋画界を座巻しているといえます。
そんなこの作品を、ネタバレなしでどのように書こうか、本当に迷いました。
なぜかは置いておいて、どうしてもネタバレなしで書きたかったんです。
公開されているあらすじだけで語れるような、そんな作品だと思ったからです。
ここからは映画自体の感想になります(やっとかよ)。
前置き長すぎてすみません(笑)
この映画のタイトル『ラ・ラ・ランド』
意味は、
ロサンゼルスと「現実から有利した精神状態」
の2つあるそうです。
ここで、公式サイトのあらすじを引用しておきます。
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夢追い人の街L.A.(ロサンゼルス)、
売れないジャズピアニスト:セブと
女優志望:ミアの恋の行方は−?
再び映画史を変える、
予想だにしない大仕掛けが、
観るもの全てを
〈ラ・ラ・ランド〉へと誘う。
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このあらすじを読むと、恋愛がメインの物語になっているのかと想像しがちです。
観る人によって感想は違うので、
観てからもそう捉えた人が多いと思います。
私は、観た後、
良い意味で想像を超える体験をすることができました。
恋愛のストーリーの中に散りばめられた夢の数々。
夢に破れたり、叶ったり、もがいてみたり。
そんな人間臭い感情や行動が見事に描かれていました。
そう、この映画は恋愛ではなく、夢が主軸となっていたんです(個人的見解ですが)。
挿入歌に「City Of Stars」という曲があります。
セブが1人で歌うシーン、ミアと共にデュエットをするシーンと2度使われています。
これがまた、全くの別曲に聴こえてくるんです。
1人じゃただの叶わぬ夢だったのが、
2人で語らうとなぜだか希望となるような感じがする。
星が遠かったはずなのに、近く感じる。
そんな感情が響く曲だったように思います。
この挿入歌の通り、
2人は道は違えど、
叶わないかもしれない夢を見て一生懸命に毎日を生きていきます。
この夢へのひたむきさが2人を恋に落とすきっかけであったのも間違いないです。
あとは、セブが弾くある曲が映画を通して、
まるで映画自体のテーマ曲かのように様々な場面で流れていきます。
最初は暴虐ともとれるその曲は、
荒削りながらも、セブのひたむきな気持ちを表現しており、
おなじメロディであっても、全く異なる気持ちにさせられました。
この映画を観てから、
本気で夢を叶えようとする人は、
かっこ悪くてかっこいいんだなと認識させられました。
正直に言うと、
オーケストラのクオリティ
主演の2人の歌やパフォーマンス
一流ではありますが、他のミュージカル映画と比べると劣ってしまいます。
しかし、それでもよかったと自分は思います。
むしろ、それがよかった。
この映画に対してひたむきになっていることが十二分に伝わるからです。
この映画自体にも、夢が込められています。
ストーリーの中で、そんな夢を感じていただけたら、
もっと映画に入り込めるのではないでしょうか。
実際、自分もサウンドトラックを聴いてばかりいます。
ミーハーな自分の性格もありますが(笑)、
聴くとなぜか妙な懐かしさを感じるんです。
まるで、自分が映画の中で夢を追いかけていたかのような、
そんないつかわからない
‘あの頃’を思い浮かぶような気分になるのです。
自分もいろんな夢に向かって前に進める、
諦めずに泥臭く人間臭く頑張っていこうと思える
そんな映画でした。
ちなみに、ラストは衝撃とまではいきませんでしたが(笑)、
自分は納得できるラストだったと思います。
他に観た人の感想も沢山観たいなと思ってしまいました。
特に、恋愛中心で観賞された方の方が多い気がするので。
前回の『彼編む』に引き続き、
他人とはちょっとズレた感想となってしまいました。
ご了承いただければと思います(笑)
『彼編む』のブログはこちらからどうぞ。
最後に、このブログに立ち寄ってくださった皆さんに、感謝。
おわり。